婚活の話を挟んだけど旅行記へ戻ります。
アバッセたかたから少し移動して、陸前高田復興まちづくり情報館へ。追悼施設も併設している。ここから見る海側の景色は来るたびに変わっていく。
手前に米沢商会ビル、奥にタピック45。米沢商会は民間の震災遺構。ビルの屋上の水色の看板が津波到達水位を示している。ここに旧市街地とその向こうに高田松原と海が広がっていた。人々の生活があった。その光景を、震災後の陸前高田しか見たことがないわたしは知らないけれど、確かにあったのだと感じる。
一本松茶屋にレンタカーを止めて、奇跡の一本松まで歩く。風が強く寒い日だった。海沿いに新しい大きな建物を作っている。新しい道の駅。まだ道の駅が完成してからは陸前高田に行けていない。
かつてユースホステルだった建物が大きくねじまがっている。何もない、だだっぴろい景色の中に一本松がたたずんでいた。
一本松を見てから、一本松茶屋まで戻る間は夕焼けだった。山側の景色は壮大で美しい。かさ上げ後、工事中でまだ建物のないだだっぴろい平野部との対比は胸をえぐられるものがあった。