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散らかった頭の中をさらに書き散らかしています

ディスアビリティ・スタディーズ

アイデンティティ・ポリティクスに関する英語の論文を読まないといけないのだが、前提知識がなさ過ぎて全く読めない。ということで、日本語文献をあさっていたら必然的に障害学にたどりつくことに。
障害学は、障害者の視点から従来の障害者研究(福祉や医療などの対象として、何かを与えるという観点に立つ)を批判・再構築して行こうとしていくものだ。
障害学の誕生は1970年。フィンケルシュタインという障害当事者。基本的な概念は「社会モデル」と言って、「個人モデル」に対する対比としてのタームである。障害をその人自身に帰するのではなく、その人たちが生きる社会が彼らを障害者にしている、という考え方。これは障害をどう捉えるかという従来の障害研究からのパラダイム転換でもある。
そして、個人モデルは「障害者役割」と神話的でもある。わたしたちの中にある、障害者のイメージは彼らの行動を制限し、抑圧する。それらからの解放も、障害学には含まれている。

参考:松波めぐみ, 2003「「障害者問題を扱う人権啓発」再考―「個人-社会モデル」「障害者役割」を手がかりとして―」『部落解放研究』151号
http://www.arsvi.com/2000/030425mm.htm