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職場の強制義理チョコはお茶汲みと似ている

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働き始めてもうすぐ一年。職場ではじめてのバレンタインデーがやってくる。

職場の課内では毎年バレンタインに女性陣から男性陣にお菓子を配っていると先輩から話をされた。一番若い女性職員が他の女性の先輩から集金し、時間休をとって買い出しに行き、男性陣に配る。もう長いことこの慣習は続いているという。

わたしは正直に言って、この慣習を聞いた時にすごく驚いて、馬鹿馬鹿しいと思い、こんなくだらないことをやっている職場があるのかと思った。でも友人に聞いてみるとなんだかどこも大変なようで…。こんなことをやらなければならない日本の職場って、まだまだジェンダーの観点から言って問題山積みだなあと改めて思わされた。

 

わたしが女であることと、チョコレートを配ることは本質的に何の関係もないことだ。職場では性別は関係なく同じ仕事をしていて、少なくとも表立って「女だから」「男だから」という理由で仕事内容が変わるということはない。社会情勢的にもそういう方向に向かっているはずだし、法律的にもそれは禁じられているはずだ。

でも実際は、重いものを男性に運ばせるとか、日常茶飯事だし、女性だから当然のように職場のおじさんのご機嫌取りの一環としてセクハラを受け流さないといけなかったりとか、「女だから」「男だから」なんてもう仕事以外でもそこらじゅうにあふれていて、もう一個一個立ち向かっていたら精神が持たないほどだ。でも一個受け流すごとにわたしの尊厳は少しずつ削られるし、傷ついていく。

 いくらバレンタインが職場のコミュニケーションを促進するとしても、わたしは「女だから」という理由でチョコレートを男性陣に配ることを、強制されるのは嫌だ。「女だから」何をするべきかを他者から規定されることをわたしは好まない。バレンタインという行事があるがゆえに、職場で、男と女という意味のない線引きを改めてされることが、わたしはいやだ。

義理チョコという制度は、かつて女性たちが職場でさせられていたお茶汲みに似ているような気がする(今もさせられている人もいるだろうけど。残念なことに)。当然のように女性にだけ科せられていて、職場の円滑なコミュニケーションを促進するとか職場の雰囲気を和らげるとかそういった理由で正当化される。「やっぱり女の子から渡されると嬉しいね」なんてセクハラめいた言葉を言われたりしながら、わたしたちはこの業務を遂行しなければならない。業務の一環のようで、時間給をとったり余暇を使ってお菓子を買いに行くことを強制される。「いやだ」と拒否すると、こんな小さなことでぐちぐち言ってうるさい、面倒なひとだと思われる。でも「こんな小さなこと」は、決して男性の仕事にはならないのだ。

こんなくだらない義理チョコ制度、どうやって廃止したらいいのでしょうか。

 

togetter.com